エレキ紙芝居とコラボ

6日の月曜日、西荻の「音や金時」で<エレキ紙芝居>とのコラボがあった。音は僕のシタール、スヴァラマンダラと吉見征樹のタブラ、トイズ。
エレキ紙芝居のゴロ画伯(何となく怪しそうな名前)は初対面。と思ってたら以前僕のライブにいらした事がある方だった。お会いしてすぐご縁を感じたほどのお人柄。


リハがはじまると直ぐ 面白い と素直に思った。当日の演目は 「耳なし芳一」「宮沢賢治」「蜘蛛の糸の続編(笑)」。それらの前後にゴロ画伯の経験、勝手な想像にもとづくアホな話。映画の絵コンテ(おくりびと 等)などか描かれていたプロの漫画家、イラストレーター。おまけに語り、話がうまい。


今回は仏教色が濃い演目で、これならお寺で演じるのにピッタリ。檀家さんのおじいちゃん、おばあちゃんにも楽しんで頂けると思う。
なにはともあれ、仏教の教え、笑、ノスタルジーと濃い内容でどなたにでも楽しんで頂けると思います。

あっ!吉見征樹と僕の音がさらに盛り上げます、たぶん!
・・という事で寺院ライブ計画中です。企画してみたいと思う方、僕にご連絡下さい。(ゼッタイにおもしろいライブになること請け合いです)

ちなみに来週13日の月曜日は同じ音や金時で僕と美郷でライブします。pm7:30 チャージ2500円+オーダー

ヨガ教室のためのラーガ

NPO法人国際ヨガ協会の松嶌徹会長様から ヨガ教室で使用するラーガのCDを作りたい との話を夏にいただいた。

朝のクラス、昼のクラス、夜のクラスのために3枚のCDを作ることになった。

まず レコーディングの場所をどこにするか、貸しスタジオはシタールには響き、雰囲気を考えるとピンとこない。響きの良いスペースを借りられるが時間的制約など今ひとつ心が向かない。結局 誰にも縛られない自宅の一室でレコーディングをすることにした。

ラーガを録音する時は一発録り、一曲50分前後、途中でミスると最初から録り直し。思考回路をオフにしないといけない。ラーガ3曲を録るのに3~4日を予定してたが2日で3曲のレコーディングを終えた。

ヨガ教室のためのラーガ
ヨガ教室のためのラーガ

10月10日に1枚目にあたる午後のクラスのための『RAGA Bhimpalasi』がリリースされた。このラーガは午後の気怠さが混じった静寂感が漂う雰囲気を持っている。ヨガの練習に使うので全体的にゆっくりと流れるよう心がけた。またシタールの音でヨガに集中出来なくなると良くない というところに一番気を使った。

来年には朝、夜のクラスのためのCDがリリースされる予定である。

ragabhimpalasi_koroご注文 お待ちしています。

 

シタールソロアルバム秘話

3作目のCD<ALAKNANDA>は4つのラーガのアーラープ(西洋音楽でいうところの前奏部分に近い)を収録したアルバム。
インド音楽の魅力のエキスがこのアーラープに凝縮されている。インド音楽の最もデリケートな部分だ。

伴奏には2本のタンブーラを僕の両わきで弾いてもらった。1本はベースタンブーラ(こんな名前のタンブーラはインドには無い)。
<ALAKNANDA>というタイトルはガンジス河上流バデリナースを流れる川の名前。
僕がシタールを始めた原点、その想いを込めジャケットには最初の音楽ノートの表紙を使った。かなりボロボロになってるがいい表情をだしてくれた。
録音はシタールから直接、空間で響く音を2種類のマイクで録った。ただ最後の「ラーガ・バーゲーシュリ」だけはタンブーラの伴奏も無くし、空間で響く音をひろうマイクもオフにしてシタールの音を直でひろうマイクだけで収録した。

アラクナンダ

「ALAKNANDA」をお持ちの方は聴き比べていただけると嬉しいです。そしてご感想などいただけるともっと嬉しいです。

 

御詠歌と僕

 僕は生まれてから今まで、お寺さんとのご縁を実感している。
生まれ育った実家が寺で、インドに居た8年間もその殆どをヒンドゥー教寺院のお世話になった。
 信州のとんでもない奥深い山の中で過ごした10年間もなんだかんだとお寺さんのお世話になり、得度出家する。
 そこでお世話になった興禅寺(老師は現在 長野県茅野市の頼岳寺の住職をされている)で連れ合いの美郷がご詠歌を習い始めた。僕達が甲府市に移ると、ほとんど時を同じくして興禅寺の老師が頼岳寺の住職に抜擢され、美郷は一時中断していたご詠歌を頼岳寺で習い始めた。

 お寺で行われる各種法要のさい、お坊さんたちが登場する前に歌われるのがご詠歌である。5~10人程の絡子(らくす)をつけた人たちが、鈴と鉦という鳴り物を鳴らしながら、ゆっくりとした調子で歌うのである。
 詠賛歌の歌詞の内容は、仏に帰依し「すべての物事に感謝し、生かされている事に感謝する」、といった内容である。

 ある時、美郷の歌うご詠歌にシタールの伴奏をつけてみると簡単な旋律が際立って聴こえる。これにギターとコーラスを加えるとどうなるだろう? 早速 長男の快を加え演奏してみるとなかなか良い。
 そして2014年家族band ANJALI BANDのアルバム「あんじゃりのうた」の6曲目に収録したのが「三つの宝もの」というご詠歌である。↓

こころをつなぐ歌

 同時に「三つの宝もの」と他3曲のご詠歌のミニアルバム「こころをつなぐ歌」をリリースした。
素直な感謝の心を歌うこのアルバムを若い世代の人たちに聴いてほしい。

 

ファーストアルバム「YATRI」秘話2

さて、「YATRI」の2曲目に収録した「こんな夕暮れに」という曲について!

  インドの詩人ラビンドラナート・タゴールの詩集「園丁」、英語名はgardenerに収められているものから抜粋した詩に曲をつけさせて頂いた。

この曲に寄せる僕の超個人的な想いを綴ってみる、、、タゴール氏は全く違った祈りを込めているのはわかってるけど。音楽も詩も絵画も人それぞれに勝手な想いを込めて愉しむんだから。

この詩には人間の傲慢さに対する「警告」の意味が秘められている。僕たちが毎度この曲を演奏する理由はここにある。もちろんこの曲がいい曲だというのもあるが(自画自賛 ・笑)。

このメッセージは発信し続けていきたいし必要だ。とくにこれから!

だから2014年にリリースした「Anjaliのうた」の最後にこの曲「こんな夕暮れに」を再び収録した。家族全員が参加した唯一の曲だ。

☆「YATRI・ヤトリ」2曲目:こんな夕暮れに(2000年リリース)

☆「Anjaliのうた」8曲目:こんな夕暮れに(2014年リリース)

ヤトリ

 

←2000年4月にリリースした「YATRI」の最初のジャケット。(2009年に再リリース)

 

 

 

ラビンドラナート タゴール

「こんな夕暮れに」の作者はこの方です。インドの詩人ラビンドラナート・タゴール(左)とアインシュタイン(右)のツーショット。

 

ファーストアルバム「YATRI」秘話

2000年にリリースした最初のアルバム「YATRI」秘話。

 1977年から5年間ヴィーナマハラジに師事していたガンジス河上流バデリナースには毎日大勢の巡礼者がインド全土からやって来る。

 日々 様々な巡礼者を眺めていると、人は皆それぞれの場所を目指し巡礼を続けながら命を使い切る生き物なんだなあ と思う。いろんな人々に出逢い、感じ、泣いて笑って喜び感謝する、そんな想いを音にしたかった。「YATRI」とは巡礼者の意味。

ヤトリ一曲目に収録した「遠い都」について少しだけ。この曲はチベット人の信仰心の深さを歌ったもの。

 姑息で極悪非道な蛮行をチベット人にやり続ける現中国政府。想像を絶する窮地に追い込まれてもチベット人たちは根を上げない。この強さは揺ぎない信仰心から湧き出てきている。揺るぐ事のない信仰心はどこから生まれるのか、と考えを巡らすのだが(考えてる時点でアカンと感じる)、やはり周りのものすべてに「感謝」する心が芽生えないと無理なんだろうなあ・・とストンと心に落ちる。

 この曲に「ラッドン」というチベッタンホルを入れたかったがラマ僧をしらなかったので「ラッドン」より凄い電気トランペットを近藤等則氏に吹いてもらった。つづく。

「遠い都」試聴>>>